高速道の雪氷対策 関係機関が連携誓う 御殿場市で出陣式

 12月から始まる東名、新東名高速道の雪氷対策期間を前に、中日本高速道路御殿場保全・サービスセンターは20日、雪氷対策出陣式を御殿場市の同センターで開いた。同社や静岡、神奈川両県警の高速隊、除雪作業関係者ら約160人が高速道路の円滑な通行確保に向けて連携を誓い合った。

出発する除雪トラックなど=御殿場市の中日本高速道路御殿場保全・サービスセンター
出発する除雪トラックなど=御殿場市の中日本高速道路御殿場保全・サービスセンター

 同センターは東名高速道沼津インターチェンジ(IC)―大井松田IC間の45・8キロと新東名高速道長泉沼津IC―新御殿場IC間の20・8キロを管轄する。荒本貴司所長は今冬について「エルニーニョ現象により暖冬が予想されているが、南岸低気圧の発生が活発化する可能性もあり、予断を許さない状況」とし、雪氷対策の必要性を確認した。安全宣言の後に巡回車や除雪トラックが出発した。
 同センターによると、2022年度シーズンは雪氷体制を構築した日数は26日だった。うち除雪作業を行ったのは2日、凍結防止剤の散布作業のみは14日。
 雪氷対策期間は24年3月31日まで。式前には作業の安全祈願式も行い、期間中の無事故を祈った。

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