⚾静岡市長、川勝知事「球史に名刻んだ」 プロ球団「ハヤテ223」誕生に喜び

 静岡市が拠点の野球球団「ハヤテ223(ふじさん)」の杉原行洋代表は24日、来季からのプロ野球2軍ウエスタン・リーグ参入が正式決定したことを難波喬司市長と川勝平太知事に報告した。両首長とも「日本プロ野球史に名を刻んだ」などと喜び、行政として球団運営を支援していくことを約束した。

プロ野球2軍戦参加決定の喜びを分かち合う(左から)杉原行洋ハヤテ代表、難波喬司静岡市長、池田省吾球団社長=24日午前、市役所静岡庁舎
プロ野球2軍戦参加決定の喜びを分かち合う(左から)杉原行洋ハヤテ代表、難波喬司静岡市長、池田省吾球団社長=24日午前、市役所静岡庁舎

 市役所静岡庁舎を訪れた杉原代表は、プロ野球球団が新規2球団を加えても全国に14球団しかないことに触れ、「(サッカーJリーグの)清水エスパルスが(リーグ発足時加盟クラブの)『オリジナル10』を成し遂げたのと同じくらいの重みを感じている」と述べた。その上で、「球団の立ち上げは非常に困難を伴う」として支援を要請した。球団社長に24日付で池田省吾氏が就いたことも併せて紹介した。
 難波市長は「歴史的瞬間に関わることができた」と述べ、市内に県内初のプロ野球球団が誕生したことを喜んだ。面談後の取材で「地元の市民、経済界を挙げて応援できる体制づくりが必要」と話し、チームが本拠地とする清水庵原球場(同市清水区)の整備を進めるとした。
 続いて県庁で報告を受けた川勝知事は同社と市、県の3者で結んだ連携協定に触れ「協定通り(球団運営の支援に)コミットしていきたい」と述べた。川勝知事はその後の取材で、チームとの連携を深めるために特定の職員を配置する考えを示した。
 3者は7月、全県を挙げた応援態勢の構築や県営施設の優先使用などを盛り込んだ連携協定を締結した。

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