阪神・岩崎投手「外で遊んで」　故郷のこども園にボール寄贈　静岡市清水区で式典

清水支局　大村花

　静岡市清水区出身で今年プロ野球日本一の胴上げ投手となった阪神タイガースの岩崎優投手（３２）が４日、同区の市立こども園と待機児童園２５園にドッジボールを寄贈した。同区辻４丁目の辻こども園で贈呈式を開き、園児とドッジボールで交流した。

　難波喬司市長らが出席して開かれた贈呈式で、岩崎投手が代表園児にボールを手渡した。「ボールを使って外で遊ぶことで体を動かしてほしい」と願いを込めたという。寄贈は球団が実施する社会貢献活動の一環。選手の登板試合数に応じて寄付額が決まることから岩崎投手は「来年以降も今年の成績に満足せず、１年でも長くこの活動が続けられるよう頑張っていきたい」とあいさつした。
　贈呈式後には、贈ったボールで園児とドッジボールをして交流した。園児は岩崎投手に見守られながらボールを投げたり、岩崎投手の後ろに隠れたりして笑顔で思い切り体を動かした。
　同市と球団本拠地のある兵庫県西宮市のこども園などに計１２０万円分のボールを寄贈した。