「おいしくなって」 干し柿作りに挑戦 磐田・豊岡こども園児

 磐田市新開の豊岡こども園で5日、年長園児22人が地域の冬の風物詩として親しまれている干し柿「ころ柿」作りに挑戦した。園舎の軒下に鮮やかなオレンジ色の柿を並べ、「おいしくなって」と願いを込めた。

竹ざおに干した柿を見上げる園児ら=磐田市新開の豊岡こども園
竹ざおに干した柿を見上げる園児ら=磐田市新開の豊岡こども園
渋柿を熱湯に浸す作業に取り組む園児=磐田市新開の豊岡こども園
渋柿を熱湯に浸す作業に取り組む園児=磐田市新開の豊岡こども園
竹ざおに干した柿を見上げる園児ら=磐田市新開の豊岡こども園
渋柿を熱湯に浸す作業に取り組む園児=磐田市新開の豊岡こども園

 園児は地域ボランティアの鈴木学さん(75)と柳沢好子さん(82)の手ほどきを受けながら、豊岡地区産の渋柿「立石柿」の皮をむき、熱湯に10秒間浸して渋みを抜く作業を楽しんだ。干す前の柿を味見し、渋みも体感した。柿が風通しの良い軒下の竹ざおにたこ糸でつるされると、食べるのが待ち遠しそうに見上げていた。
 園児に地域の特産物に興味を持ってもらおうと、10年以上続けている恒例行事。今回の干し柿は今月末に完成し、年明けに全園児で味わう予定。

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