ミツマタ 大きくなあれ 伝統和紙原料 卒業証書用紙に 伊豆・修善寺小児童が植樹
伊豆市立修善寺小の全校児童約80人は5日、同市修善寺の伝統和紙「修善寺紙」の原料になるミツマタの苗木を初めて校庭に植樹した。
児童は「修善寺紙を再現する会」のメンバーから、修善寺紙の歴史などを学んだ。その後、高さ約1.2メートルの苗木12本それぞれに、丁寧に土をかぶせた。6年の佐古大和君(12)は「うまく植えることができたので、元気に大きく育ってほしい」と喜んだ。
ミツマタは原料となるまで数年かかる。中学年の児童が6年生になった時、今回植樹したミツマタを使って、同校伝統の修善寺紙を使った卒業証書制作を行う予定。
(大仁支局・小西龍也)