PCR検査機器、静大で研究活用 静岡の医療法人が寄贈

 静岡市葵区の医療法人社団アールアンドオー(鈴木延幸理事長)は8日、県内に開設していた新型コロナウイルスPCR検査センターで使用した精密機器などを静岡大に寄贈した。同大静岡キャンパス(同市駿河区)で行われた贈呈式で、鈴木理事長が日詰一幸学長に目録を手渡した。

目録を手渡す鈴木理事長(左)=静岡市駿河区
目録を手渡す鈴木理事長(左)=静岡市駿河区

 医療法人社団は、2021年に同市や浜松市、三島市にセンターを開設。今年5月の新型コロナウイルス感染症の5類移行を受けて閉所した。使用していた機器を研究に活用してもらおうと、PCR検査装置など計約2千万円分を贈った。
 日詰学長は「高額な機器をいただき非常にありがたい。教育研究に有効に使いたい」と感謝し、鈴木理事長は「PCRセンターでの役目を終えた機器の第二の人生として、学生に使ってもらえることはうれしいしありがたい」と話した。

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