聖堂に思いはせ 感謝の歌声 12月下旬解体のカトリック清水教会 Xmasコンサートに100人

 築90年以上が経過し、今月下旬から解体作業が始まる静岡市清水区岡町のカトリック清水教会聖堂で9日夜、「喜びのクリスマスコンサート『誕生』」が開かれた。事前にチケットを買い求めた約100人がピアノソロやソプラノの歌声、合唱を楽しみ、同教会の歴史に思いをはせた。

カトリック清水教会で開かれたクリスマスコンサート=静岡市清水区岡町
カトリック清水教会で開かれたクリスマスコンサート=静岡市清水区岡町
カトリック清水教会で開かれたクリスマスコンサート=静岡市清水区岡町
カトリック清水教会で開かれたクリスマスコンサート=静岡市清水区岡町
カトリック清水教会で開かれたクリスマスコンサート=静岡市清水区岡町
カトリック清水教会で開かれたクリスマスコンサート=静岡市清水区岡町


 コンサートは移築を目指す一般社団法人「聖堂を活かす会」が行っている「ありがとうカトリック清水教会聖堂イベント」の一環。同会は10月以降、聖堂内で朗読劇などさまざまなイベントや内覧会を開き、市民に歴史的建築物の価値を再認識してもらう取り組みを続けてきた。コンサートは一連のイベントの最後となった。
 全国から寄せられた多数の白い折り鶴がつるされた聖堂内で、柴郭恵さんがピアノソロを演奏し、友情出演の平松英子さんがソプラノを響かせた。プロジェクト・白い鳥記念合唱団も伸びやかな歌声を披露した。
 同会は解体・移築に必要な資金の寄付を募っていて、来年1月からはクラウドファンディングも検討するという。
 (清水支局・坂本昌信)

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