鈴木さん(浜松出身飛龍高)角界入り報告 「相撲を盛り上げたい」

 浜松市出身で大相撲伊勢ケ浜部屋に今月入門する飛龍高3年鈴木塁智[るいち]さんと市内の指導者らが13日、市役所で中野祐介市長に角界入りを報告した。

伊勢ケ浜部屋入門に向け抱負を語る鈴木さん=浜松市役所
伊勢ケ浜部屋入門に向け抱負を語る鈴木さん=浜松市役所

 鈴木さんは西区の篠原小、篠原中出身。小学3年で浜松青年会議所主催のわんぱく相撲浜松場所に出場したのを機に競技を始め、市内の天方産業が開いていた相撲クラブに中学まで通った。わんぱく相撲は5年生で全国大会に出場した。
 クラブは過去にも相撲部屋の入門者を輩出したが、関取まで番付を上げた人はいない。鈴木さんは「浜松は出世の街。自分も出世して浜松、静岡の相撲を盛り上げられるよう頑張りたい」と抱負を語った。
 クラブで指導していた市相撲連盟理事の瀬戸利康さんは「当時から大きな期待があった。もっと強くなれる」とさらなる成長を願い、同会議所の稲垣善彦副理事長は「子どもたちが相撲と出合うきっかけを今後も提供したい」と話した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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