古里静岡の魅力語らう 市ゆかりの首都圏在住者ら 都内で交流会

 静岡市は19日夜、同市にゆかりのある首都圏在住者らを集めた交流会を都内で開いた。新型コロナウイルス禍を経た4年ぶりの開催で、約350人が参加。トークショーや特産品を使った料理の提供、市の施策紹介を通じて古里の魅力を確認した。

静岡市の魅力を首都圏在住者と共有した交流会=東京都内
静岡市の魅力を首都圏在住者と共有した交流会=東京都内


 難波喬司市長は冒頭のあいさつで、市政の目指す姿を「社会の大きな力がうまく働くよう下支えする」と説明し、「皆さんと一緒に魅力を高めていきたい」と呼びかけた。食がテーマのトークショーは、本山茶を栽培する斉藤茶園(葵区)の斉藤祐子さん、都内で飲食店「静岡おでん ガッツ」を営む市川徳二さん(駿河区出身)、清水区で「三保サーモン」と「三保松さば」の養殖に取り組む「日建リース工業」(東京都)事業開発部の渡辺将介さんが登壇。事業の展望や課題、静岡の食の魅力を語り合った。
 会場では、サクラエビとシラスのパスタ、するが牛のステーキ、清水港で水揚げされたマグロのマリネなど、地元食材をふんだんに使った料理が振る舞われた。市役所の各担当課がブースを設け、南アルプスの自然やプラモデル産業、プロスポーツチームとの連携事業などを紹介した。
 (東京支社・山下奈津美)

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