松潤ラッピングの天浜線にお別れ 「どうする家康号」ラストラン ファン見届け

 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は24日、大河ドラマ「どうする家康」をPRするラッピング車両のラストランイベントを同区の天竜二俣駅で開いた。静岡県内外のファンが集まり、最後の運行を見届けた。

「どうする家康号」のラストランを見届けるファン=浜松市天竜区の天竜二俣駅
「どうする家康号」のラストランを見届けるファン=浜松市天竜区の天竜二俣駅

 駅のホームでは、「どうする家康号」の撮影時間が設けられ、家族連れや鉄道愛好家でにぎわった。車両に大きくラッピングされた徳川家康役の松本潤さんの写真を背景に、写真を撮影して楽しんだ。
 最後の運行では、満員の70人が乗車した。出発を前に、松井宜正社長は「『どうする家康』の最後のシーンを見たとき、こみ上げてくるものがあった。誠にありがとうございました」と乗客に感謝した。同日午後1時18分ごろ、同駅を出発すると多くのファンが車両に手を振った。車両は天竜二俣―宮口駅間を往復した。
 両親と訪れた愛知県田原市の会社員岩瀬真由子さん(31)は「とてもかっこよかった。最後に一目見ることができてうれしかった」と話した。
 「どうする家康号」は1月から12月まで運行した。
 (水窪支局・大沢諒)

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