浜松市長「新区移行、万全期す」 29日から閉庁期間 看板、システム一斉変更

 浜松市の中野祐介市長は26日の定例記者会見で、来年1月1日施行の行政区再編に関して「円滑な移行に向けて万全を期す」と述べ、29日から来年1月3日までの閉庁期間中に庁舎の区名看板や案内表示、庁内システムを一斉に変更して新年に臨む方針を示した。
 現行7区を「中央」「浜名」「天竜」の3区に再編する目的について、あらためて「足腰が強く機動的に対応できる行政の体制を築くため」と説明。住民サービスを維持しながら組織の効率化を進めていくとした。地区ごとに設置可能なコミュニティ協議会制度を活用し、地域主導で課題解決を図る動きが広がるよう期待した。
 市には住民から「年賀状の住所は新区名、旧区名どちらを書くべきか」「必要な手続きはあるか」などの問い合わせがあるという。1日以降に配達される郵便物は新区名の表記を推奨しているが、当面どちらの表記でも問題なく届けられる。市に対する手続きは基本的に不要。
 (浜松総局・宮坂武司)

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