インフル減少も警報継続、コロナは微増 静岡県感染症週報(12月18~24日)

 静岡県は28日、定点医療機関から直近1週間(18~24日)に報告されたインフルエンザの患者数が1医療機関当たり20・37人で、前週の29・08人から減少したと発表した。警報は継続中。
 1日当たりの推計患者数は2900人。地区別では東部27・86人(前週41・32人)、中部14・57人(同22・88人)、西部17・6人(同21・6人)と、いずれも前週を下回った。
 新型コロナウイルスは4・29人で、前週の4・05人の1・06倍となった。地区別は東部5・06人(同5・4人)、中部2・74人(同2・57人)、西部4・85人(同3・94人)。保健所別に見ても、中部と西部の全ての保健所で前週を上回った。1日当たりの推計患者数は500人。感染拡大注意報レベル以上の保健所はなかった。
 咽頭結膜熱は2・48人(同2・37人)になり、警報レベル開始基準値の3人に近づいている。東部では3・75人とすでに超えている。
 年末年始期間を挟むため、次回の週報(12月25~31日分)は通常より5日遅く来年1月10日に発表される。インフルや咽頭結膜熱の流行と、新型コロナは例年正月明けに感染者数が急増する傾向がみられるため、県は「帰宅時や食事前など小まめな手洗いや、体調不良なら集まりに参加しないといった対策を講じてほしい」と呼びかけている。

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