新年へ願い 「除日の鐘」鳴らす 掛川・満勝寺
掛川市中の満勝寺は31日、大みそかの日中に鐘を突く「除日(じょじつ)の鐘」を行った。近隣住民が新年への願いを込めて鐘を鳴らした。
檀家(だんか)で構成する護持会が、子どもや夜酒を飲む大人など、夜に外出しづらい人にも気軽に訪れてほしいと約3年前に始めた。住民らは大きく振りかぶって鐘を突き、境内には「ゴーン」という厳かな重低音が響いた。
家族で訪れた市内の会社員三浦直人さん(39)は「元気で過ごしたい」、娘の璃紗ちゃん(4)は「おままごとをして遊びたい」と新年への思いを話した。
(掛川支局・山本萌絵佳)