沓間水産(裾野) 豊洲市場初競りで二番マグロ獲得 5310万円

 東京・豊洲市場(江東区)で5日、新春恒例のマグロの初競りが行われ、沓間水産(裾野市)が最高値に次ぐ「二番マグロ」をはじめ11本を競り落とした。同社が運営する沼津魚がし鮨(ずし)の静岡県内外の店舗で提供する。一番マグロの競りで一騎打ちを演じたが、獲得はならなかった。

沓間水産が競り落とした二番マグロ(同社提供)
沓間水産が競り落とした二番マグロ(同社提供)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時20分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時20分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時10分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時10分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時10分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時10分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
沓間水産が競り落とした二番マグロ(同社提供)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時20分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時10分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)
豊洲市場で行われたマグロの初競り。沓間水産も初参加した=5日午前5時10分ごろ、東京都江東区(東部総局・田中秀樹)

 手に入れた二番マグロは青森県大間産の177キロのクロマグロ。5310万円(1キロ当たり30万円)で落札した。4日に水揚げされたばかりで、沓間大作社長は「鮮度が抜群。身の張りがよく、おいしい。一番いいマグロを取れた」と語った。
 初競りの会場にはつややかな生マグロなどが一面に並び、午前5時10分の鐘の音を合図に始まった。沓間社長と仕入れの責任者を務める阿部和広取締役が品定めし、競りに参加する権利を持つ仲卸の「米彦」に買い付けを依頼した。
 一番マグロは大間産の238キロのクロマグロで、1億1424万円(同48万円)。仲卸の「やま幸(ゆき)」が4年連続で競り落とした。沓間水産によると、1キロ25万円を超えた段階で2者の争いとなり、1キロ45万円まで提示したが及ばなかった。
 沓間水産は2023年11月期の売上高と利益が過去最高になり、創業者の沓間久明会長の夢「日本一のすし屋になる」をかなえようと、築地市場時代も含め初めて参加した。沓間社長は「来年は作戦を変えて参戦したい。リベンジしたい」と誓った。
(東部総局・矢嶋宏行)

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