静岡市長「能登の被災地支援、全力で」 仕事始め式で訓示

 静岡市は5日、仕事始め式を市役所静岡庁舎で開いた。難波喬司市長は石川県の能登半島地震について「対応は長期戦になる。全力で被災地支援に当たってほしい」と幹部職員に訓示した。

仕事始め式で幹部職員に訓示する静岡市の難波喬司市長(右)=5日午前、市役所静岡庁舎
仕事始め式で幹部職員に訓示する静岡市の難波喬司市長(右)=5日午前、市役所静岡庁舎

 市は5日までに消防職員131人や消防車両18台、給水車2台を石川県や富山県の被災地に派遣した。支援先に決まった石川県加賀市には一般職員6人を派遣し、今後も同市の要請に基づき、救援物資の供給や職員を派遣する。難波市長は「現地は非常に厳しい状況ということを踏まえて支援に臨んでほしい」と呼びかけた。
 加えて難波市長は、目指す地域社会を市民と共につくる「共創」の言葉を紹介し、今年も市政変革を継続するとした。その上で「変革は痛みを伴い、戸惑いも多いが、市民の幸せのために働くのがわれわれの使命。幸せな地域づくりに貢献してほしい」と話した。
 仕事始め式の後、難関資格を取得した職員6人を表彰した。
 被表彰者は次の通り。※括弧内は所属課と資格名。
 長沢瞳(秘書課、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)田中啓太(文化振興課、1級建築士)水野祐輝(環境共生課、気象予報士)鈴木ちさと(住宅政策課、建築基準適合判定資格)八木秀憲(公共建築課、1級建築士)奥山紘章(下水道計画課、気象予報士)

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