「茶交場」誕生、壁画お披露目 静岡市葵区の工場入口、子どもたちが描く 「住民憩いの場に」

 静岡市葵区の製茶問屋「海野兼太郎商店」の茶工場搬入口が7日、コミュニティースペース「茶交場」として生まれ変わり、地域住民にお披露目された。スペースの入り口には、「静岡茶の明るい未来」をテーマに子どもたちが描いた壁画が姿を現した。

新しいコミュニティースペースのお披露目とともに姿を現した壁画=静岡市葵区の「海野兼太郎商店」
新しいコミュニティースペースのお披露目とともに姿を現した壁画=静岡市葵区の「海野兼太郎商店」

 壁画を描いた子どもや地域住民など約40人が集まった。壁画は昨年10、11月にステンドグラス作家の藤原俊さん(45)=同区=がワークショップを開き、制作した。カウントダウンのあと茶畑やタチアオイ、富士山などが描かれた壁画が姿を現すと、拍手や歓声があがった。
 静岡英和学院大のOBでつくるバンド「コンソメWパンチ」の演奏や、わたがしづくりなども催された。
 同場所は「お茶を通じて人々が集う場所」をコンセプトに、地域住民の憩いの場として活用される予定。同店の海野建史専務(43)は「自由な発想で活用してもらえれば」と話した。
 (社会部・鈴木紫陽)

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