「発想転換し能動的に」 浜松・中郡中1、2年生に生き方講座 ブルーレヴズ山谷社長
ラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズの山谷拓志社長を招いた「生き方講座」が15日、浜松市立中郡中(中央区)で開かれた。キャリア教育の一環で、1、2年生約300人を前に山谷社長が自身の経験を踏まえてモチベーションの高め方などを伝えた。
アメリカンフットボールの選手として大学、社会人で活躍し、ブルーレヴズをはじめさまざまなプロスポーツチームの経営に携わった山谷社長は、先行きが不透明で不確定な状況の中で必要なこととして「自ら考えて行動する」「環境の変化に柔軟に対応する」ことを挙げた。その上で「他人や環境はコントロールできないが、自分の思考、行動は変えられる。発想を転換して能動的に動くことが大切」と語りかけた。
野球部に所属する2年の徳増陽菜乃さん(14)は「『ピンチはチャンス』との言葉が印象に残った。部活でもうまくいかないことがあると環境や周りのせいにしてしまうことがあったが、この言葉を心の中で唱えて考え方を改めたい」と話した。
(浜松総局・仲瀬駿介)