焼津温泉 リフレッシュ効果は? 来月検証実験 市がモニター募集

 焼津市は2月、焼津温泉が有するリフレッシュ効果を科学的に検証する実験を行う。「温泉総選挙リフレッシュ部門」で5年連続1位となった温泉の効果を機能性表示食品で採用されている検査方式を使ってデータで示し、利用促進につなげたい考え。

 調査は、市とバイオベンチャー「メタジェン」(山形県)と温泉療法の調査研究を手がける「日本健康開発財団」(東京都)で実施する。40人の被験者を2グループに分けて、焼津温泉と水道水の湯に交互に入浴する。市内の温泉施設などで実施する予定。入浴前後の疲労感をVAS検査という方式で測定し、焼津温泉の疲労回復やリフレッシュ効果を数値化する。
 焼津温泉はリフレッシュ効果に定評はあるが、客観的なデータに乏しいことから、市商工観光課の担当者は「数値で示すことができれば」と期待する。
 市は31日まで実験に参加する入浴モニターを募集している。対象者は18歳から80歳までの体調に異常がなく自力で入浴可能で、期間中に焼津市内の指定された施設に行ける人。定員は40人。問い合わせは商工観光課<電054(626)2155>へ。
 (焼津支局・福田雄一)

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