スムーズ横断歩道 効果確認 浜松東署など 中央区に初設置

 浜松市は本年度、中央区飯田町の通学路に市内初となる「スムーズ横断歩道」を設置した。このほど市通学路交通安全対策連絡会を構成する浜松東署の松本一勝署長、浜松河川国道事務所の名久井孝史所長、中野祐介市長らが現地で効果を確かめた。

スムーズ横断歩道を渡る児童=浜松市中央区飯田町
スムーズ横断歩道を渡る児童=浜松市中央区飯田町

 スムーズ横断歩道は路面を盛り上げ、前後に山型の表示をつけた横断歩道。通行車両から歩行者が見えやすく、減速を促す効果がある。設置場所は飯田小の南西約200メートルの飯田稲荷神社前。この道は中央線のない生活道路だが、以前から国道1号の抜け道に使う車が多く、事故が発生したこともあった。
 飯田小周辺は地元自治会の要望で面的に時速30キロの速度制限をかける「ゾーン30プラス」に指定され、歩道の塗装やポール設置、道幅の狭窄(きょうさく)化などの工夫を組み合わせている。効果確認に立ち会った自治会役員は「以前は時速60キロほどで飛ばす車ばかり。危険だったが、改良後は交通量も速度も抑えられている」と話した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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