掛川城を火災から守れ 文化財防火デーで管理事務所などが訓練
文化財防火デーの26日、国の重要文化財に指定されている掛川市の掛川城御殿で消防訓練が行われた。掛川城公園管理事務所や周辺美術館の職員約20人と市中央消防署職員、消防団員が参加し、木造建物の有事の対応を確認した。
訓練は御書院上の間から出火し、足にけがをした人が1人いるという想定。担架の使用や消防への通報を連携して行った。御殿では四方に設置されている4基の放水銃のレバーを引いて消火の訓練を行った。
管理事務所の木曽美雪所長(58)は「防火への緊張感が高まった。日頃から電源をチェックするなど気を抜かず対応したい」と話した。