空き家対策など課題解決へ議論 浜松市中央区の富塚コミ協が初会合

 浜松市の行政区再編に伴う新たな住民自治制度で今月発足した「富塚地区コミュニティ協議会」が26日、中央区の富塚西会館で初会合を開いた。富塚地区自治会連合会の加盟6自治会長と市議の7人構成。事務局を担う市富塚協働センターの職員2人を交えて活動方針を話し合った。

初会合で活動方針を話し合う富塚地区コミュニティ協議会=浜松市中央区
初会合で活動方針を話し合う富塚地区コミュニティ協議会=浜松市中央区

 活動が負担にならないよう、自治連の月例会と同時に協議会を開く。初回は今後取り組む地域課題を議論し、空き家対策のアイデアなど意見を交わした。次回は委員で課題の案を持ち寄る。井口隆夫会長は「希薄化した人間関係を再生し、互いに力を合わせる地域にするための活動をしたい」と話した。
 地区コミュニティ協議会は地域課題の解決を図るため市内50地区ごとに設置可能になった住民組織。区協議会の分科会を通じて提案要望ができ、運営を市協働センターが支援する。富塚と和地の両地区でいち早く発足した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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