浜名湖整備計画策定へ 推進協骨子案 防災、観光など配慮

 静岡県と浜松、湖西の両市などでつくる浜名湖水辺整備推進協議会の会合が26日、浜松市中央区の県浜松総合庁舎で開かれた。事務局の県は浜名湖周辺を防災と観光推進、環境保護の観点でバランス良く整備するための「浜名湖水辺整備基本計画」の骨子案を示した。

 骨子案は計画策定の背景、方針や整備構想などの章立てで構成。整備の際には高潮、津波の浸水被害防止を基本とし、水辺での事業実施は環境などに配慮するといった方向性を示した。「舞阪・弁天島・雄踏・新居」「猪鼻湖」「鷲津・新居・入出」などエリアに分けた整備イメージの掲載も想定している。
 県河川企画課によると、同協議会は浜名湖周辺の津波対策が不十分な上、老朽化した護岸設備もあるとして2022年12月に設置された。24年9月をめどに基本計画を策定し、周辺の河川、港湾などの整備に反映するという。
 (浜松総局・松浦直希)

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