静岡市の大河ドラマ館閉館 「どうする家康」出演の徳重さんトーク

 昨年の大河ドラマ「どうする家康」の放映に合わせて静岡市葵区の静岡浅間神社内に開設された大河ドラマ館が28日、閉館した。館を運営した市や静岡商工会議所などはクロージングセレモニーを境内で開き、約28万人に及んだ来館に感謝を伝えた。

トークショーを行う徳重さん(中央)=静岡市葵区の静岡浅間神社
トークショーを行う徳重さん(中央)=静岡市葵区の静岡浅間神社

 ドラマで織田家の重臣池田恒興を演じた同市出身の徳重聡さんがトークショーを行った。徳重さんは帰省時に久能山東照宮をほぼ毎年参拝していると紹介し、「自分のふるさとにゆかりのある大河ドラマに出るのが夢だった。出演できて幸せ」と笑顔を見せた。
 式典で、岸田裕之静岡商工会議所会頭は大河ドラマ館の設置によって「家康公の偉業を多くの人に理解してもらい、市街地の回遊にもつながった」とあいさつ。PR大使を務めた安東小の児童が「家康公が愛したまちの市民として、功績を未来へつなぐ」と力強く宣言した。
 同館は昨年1月27日にオープンし、ドラマで使われた衣装や小道具などを展示した。

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