ラジオの仕組み 作って学ぼう 浜松科学館 音が鳴り児童歓声

 浜松市中央区の浜松科学館で27日、小学生向けのユネスコ科学教室「ラジオを作ろう」が開かれた。市内の5、6年生50人が、ラジオの製作を通じて仕組みや構造などを学んだ。

真剣な表情でラジオを組み立てる参加児童=浜松市中央区の浜松科学館
真剣な表情でラジオを組み立てる参加児童=浜松市中央区の浜松科学館


 子どもたちは講師の浜松ユネスコ協会に所属する教諭、元教諭から、各部品の役割やはんだ付けの方法などについて説明を受けて組み立てていった。不慣れな作業に苦労しながら3時間ほどかけて完成させた。電源を入れて音が鳴ると、喜びの声が上がった。
 浅間小6年の伊藤羽美奈さん(12)は「細かな作業が難しかったけど、ラジオから音がした時はうれしかった。机の上に置いて聞きながら勉強したい」と笑顔を見せた。
 ユネスコ科学教室は毎年4月に市内に住む5、6年生を対象に参加者を募集し、年間9回、昆虫観察や岩石標本作りなどを行っている。
 (浜松総局・仲瀬駿介)

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