SNSの危険 誹謗中傷 情報漏えい 演劇で訴え 富士・富士宮の高校生が事例紹介

 高校生による「防犯演劇祭」(富士防犯協会、富士署主催)が4日、富士市のロゼシアターで開かれた。富士・富士宮両市4校の演劇部が「SNSの適正利用」をテーマに誹謗(ひぼう)中傷や情報漏えいなどの被害防止を訴えた。

スマートフォンの画面を見せながら演技する吉原高生=富士市のロゼシアター
スマートフォンの画面を見せながら演技する吉原高生=富士市のロゼシアター

 最優秀に輝いた吉原高はスマートフォンの画面を見せながら、チャットでのやりとりについて演じた。「友達でしょ?」という意図で送った「友達じゃない」という言葉が「友達ではない」と相手に受け取られるなど、誤解が生まれる過程を説明した。
 富士高は友人の写真をインターネットに勝手に掲載したことで起こるトラブルを紹介。マッチングアプリと闇バイトをテーマにした富士見高は偽情報についてユーモアを交えて注意を促した。富岳館高はウェブサービスに登録にしたことで個人情報が流出してしまう危険をシリアスな演技で伝えた。
 富士署のサイバー防犯ボランティアは自己顕示欲とSNS利用の関係などについて講演した。
 (富士支局・沢口翔斗)

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