磐田の食材、親子で調理 特産の白ネギ、イチゴふんだん 「関心深めて」

 磐田市で子ども食堂や学習支援に取り組むボランティア団体「あいうえお+プロジェクト」(森本純子代表)は4日、地域の食材を使った食育イベントを同市中泉で開いた。市内外から親子連れなど4組12人が参加し、料理を通じて食に対する関心や知識を深めた。

地域の食材を使った食育イベント=磐田市中泉
地域の食材を使った食育イベント=磐田市中泉

 メニューは、磐田市産の白ネギを使ったグラタンパンやイチゴ大福。子どもたちは包丁を使って材料をみじん切りにしたり、生地を力いっぱいこねたりした。食材の大部分は、市内の企業や農家から無償提供された。
 同団体によると、約2年間の活動を通じて、食への関心が低い子どもや、同じ時間帯に食卓を囲めない家庭が増えていると感じたという。そこで、子どもたちが地元の食材を使って調理し、家族や地域住民と交流しながら食に関心を持ってもらうイベントを考案。クラウドファンディングで調理機材購入費などの資金を募り、準備を進めてきた。
 次回は3月10日午前9時半~午後1時で、テーマは発酵食品。申し込みは、同団体のインスタグラム「aiueo.harapeco」のダイレクトメッセージへ。
 (磐田支局・崎山美穂)

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