静岡人インタビュー「この人」 袋井青年会議所(JC)理事長に就任した 西谷直樹さん(袋井市)
2019年に入会。22年専務理事、23年副理事長を歴任し、24年1月から理事長に就いた。任期は1年間。本業は産業廃棄物処理やごみ収集運搬の西谷商店(袋井市田町)社長。39歳。
―入会のきっかけは。
「都内の大学を卒業してから12年間続けた前職の銀行員を19年に辞め、当時は35歳。中学から大学まで地元の袋井を離れていたので、地域とのつながりを強くしたいという思いがずっとあった。父がJCのOBで、活動には昔から興味があり、同世代で活躍する人たちと協力して地元を盛り上げたいと考え、入会を決めた」
―印象に残っている活動は。
「新型コロナの影響で3年ぶりに開催した小学生を対象にしたすもう大会。子どもたちが真剣にスポーツに取り組み、笑顔になったり、本気で悔しがったりする一生懸命な姿に心を打たれた。子どもの成長や学びに結びつく事業の重要さを改めて実感する機会になった。今後も子どもたちに向けた事業は大切にしたい」
―理事長としてどのような取り組みをしたいか。
「新規事業も重要だが、まずはこれまでの活動の質を高めることに注力したい。夏休み期間に開く野外体験教室は恒例の人気事業。子どもたちが地元への愛着や自ら考え行動する力を養う機会にしたい。海など袋井の自然の魅力を発信する事業の企画も考えている」
―抱負は。
「24年は会員数が歴代最少人数でのスタートとなった。活動を積極的に発信して会員拡大を図るとともに、会員がやりがいを感じられることを大切にしたい。多様なメンバーが協力し合える環境を整え、持続可能な組織をつくっていきたい」
(袋井支局・北井寛人)