浜松ホトニクス 10~12月期減収減益 医療用の販売減

 浜松ホトニクスが8日発表した2023年10~12月期連結決算は、医療用の光関連部品の販売減などで、売上高は前年同期比3・0%減の535億1200万円、経常利益は24・9%減の117億9200万円、純利益は21・0%減の89億4500万円だった。第1四半期としては売上高は4年ぶりの減収、経常利益と純利益は3年ぶりの減益となった。
 事業別売上高は光半導体が19・8%減の201億4600万円。取引先の在庫調整の影響で、エックス線CT向けシリコンフォトダイオードや歯科用センサーの販売が減少した。一方、電子管は、学術向け光電子増倍管の売り上げが増加し、3・2%増の211億1500万円。画像計測機器は、半導体故障解析装置の販売が海外を中心に好調で31・3%増の95億5600万円だった。
 (浜松総局・白本俊樹)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞