記者コラム「清流」 身近にプロスポーツ

 磐田市内の中学2年生約1500人が1月下旬、市の招待でラグビーリーグワン1部・静岡ブルーレヴズのホストゲームを一斉観戦した。レヴズは快勝で中学生の声援に応えた。
 特に後半は目の前でレヴズがトライを奪う場面が何度もあり、最初は遠慮がちに応援していた生徒たちも盛り上がりを見せた。細かいルールは知らなくても、選手同士の迫力あるぶつかり合い、スピード感あるパス回しや突破を純粋に楽しんでいる様子がうかがえた。生観戦ならではの魅力を実感できただろう。
 スポーツは人生を豊かにする「公共財」とされる。身近に複数のプロスポーツチームがある環境は貴重だ。まちづくりに生かさない手はない。スポーツ資源を「住み続けたい」「訪れてみたい」につなげる官民の取り組みを期待したい。
(磐田支局・八木敬介)

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