地域の魅力を児童が案内 清水不二見小6年生が企画 住民、歩いて再発見 静岡市

 静岡市清水区の清水不二見小は9日、6年生の児童77人が企画した地域ウオークラリーイベントを実施した。授業で不二見地区の魅力を探求してきた児童が、地域住民にも地区の良さを発見してもらおうと初めて企画した。

ウオークラリーに出発する参加者と先導する児童=静岡市清水区の清水不二見小
ウオークラリーに出発する参加者と先導する児童=静岡市清水区の清水不二見小

 住民や保護者ら約150人が参加し、児童の先導などで同校を出発して、近隣の寺や飲食店、総合運動場などを回るコースを巡った。参加者からは「改めて地域を歩いて変化に驚いた」「子どもたちのアテンドがとても上手で楽しめた」などの感想が聞かれた。
 倉田律花さん(12)は「子どもから大人まで楽しんでもらうための準備が大変だった。普通の小学生が地区を動かすという良い経験ができた」と振り返った。
 地元企業の技術を体験する実験や、オリジナル手ぬぐいとパンの販売なども行った。手ぬぐいの売り上げは能登半島地震の義援金に充てる予定。
 (清水支局・大村花)

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