個性輝く共生ブレイキン!! 芸術祭で18日発表 掛川のダンス教室

 掛川市南を拠点にするダンス教室「カラサワダンスクルー掛川スタディカルチャースクール校」の生徒43人が18日、静岡市駿河区のグランシップで行われる「ふじのくに芸術祭春の祭典」でオープニングパフォーマンスを披露する。同教室のブレイキン(ブレイクダンス)科とダウン症や知的障害などのある若者が所属するハートフル科が初めて合同でブレイキンの演目を作り上げる。

唐沢さん(右端)の指導を受けながら最終調整をする生徒=掛川市南
唐沢さん(右端)の指導を受けながら最終調整をする生徒=掛川市南

 17日、掛川市内で8分の演技の最終調整を行った。ステージのテーマは「共生社会」で、全員が一緒に踊りソロパートでは個性をアピールする。構成や振り付けを担当したのは教室を主宰する唐沢剛史さん(47)。唐沢さんは個人の性格や生き方を大切にするブレイキンと障害のある若者の自由な表現に共通点を感じたという。「ハートフル科のレッスンから学ぶことも多い。生徒の個性が光ったときがうれしい」と話す。
 ハートフル科の柴田光浩さん(40)=掛川市=は「動くところを見てほしい。合同でやるのは楽しい」と話した。ブレイキン科の村上嵐君(10)=第一小4年=も「いろんな人がいて練習が楽しかった」と語り「緊張するがソロに注目してほしい」と意気込む。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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