「能登に拠点」協力募る 長期支援へ、3月イベント 浜松のボランティア団体

 浜松市の災害ボランティアネットワーク「はままつnanet(ナネット)」は能登半島地震の長期的な被災地支援のため、石川県珠洲市と七尾市に現地活動拠点の開設を進めている。ボランティア希望者の滞在や現地との連絡調整に生かす。3月2日に支援活動に関心を持つ浜松市周辺の企業、個人を対象としたイベント「能登を応援したい!浜松市民みんなのミーティング」を開き、支援のための情報共有、相互協力の仕組みを整える。

ミーティングイベントに向けて準備を進めるはままつnanetのメンバー=浜松市中央区
ミーティングイベントに向けて準備を進めるはままつnanetのメンバー=浜松市中央区


 ナネットはこれまで3回能登へ入り、現地の市役所や商工会議所、福祉施設などと支援の方法を協議してきた。現在は炊き出しのほか避難者の疲れを癒やすマッサージ、販路が途絶えた事業者のための物産品販売などにニーズがあり、今後住宅の片付けに多くの人手が必要になるという。今回のイベントを通じて協力者のネットワークをつくり、現地のニーズに応じてボランティアやサービスを届ける体制を構築したい考え。
 イベントは2日午前10時から浜松市役所北館で。市危機管理課や市社会福祉協議会、被災地で活動中のボランティアなどが現状を報告する。支援物資の展示もある。参加無料。申し込みはナネットのホームページか事務局<電053(415)8622>へ。
 (浜松総局・宮坂武司)

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