ユネスコ科学教室最終回 記念に木の実植えよう 浜松の児童60人に修了証書
浜松市中央区の浜松科学館で24日、2023年度のユネスコ科学教室の最終回が開かれた。全9回を受講した市内の小学5、6年生約60人が、これまでの学びの集大成として木の実を鉢に植える〝記念植樹〟に取り組んだ。
トチノキやオニグルミなど、同市を中心に県内で採取した10種類以上の実を用意。子どもたちはお気に入りを選んで1粒ずつ鉢に植え、各家庭に持ち帰った。閉講式では浜松ユネスコ協会の加藤泰弘副会長が修了証書を手渡した。全講座に参加した18人には皆勤賞も贈った。
皆勤賞の佐藤小6年の中塚美友さん(12)は「どんどん科学が好きになり、講座の日が待ち遠しくなっていた。終わってしまうのはさみしいけど、学んだことを生かしたい」と話した。
教室は子どもたちに科学に親しんでもらおうと、1987年に始まった。