国公立大2次試験 前期日程 静岡県内5大学で開始

 国公立大2次試験の前期日程が25日、全国の172大学で始まった。志願者は23万2344人で、募集人員に対する倍率は昨年と同じ2・9倍となった。

試験開始を待つ受験生=25日午前、静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス
試験開始を待つ受験生=25日午前、静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパス

 国立大(82大学)には17万7520人が志願し、倍率は2・8倍。公立大(90大学)の志願者は5万4824人で、倍率は3・3倍。
 静岡県内では5大学が試験を実施した。前期日程の志願者数は静岡大2636人(2・5倍)、浜松医科大426人(3・7倍)、県立大1024人(3・1倍)、静岡文化芸術大731人(3・4倍)、県立農林環境専門職大22人(1・8倍)の計4839人。静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパスでは同日午前、時折雨が強まる中、受験生が列を作って会場に入り、大学側から注意事項などの説明を受け、試験に臨んだ。
 大手予備校河合塾は、大学入学共通テスト受験者が減少した一方で、国公立大の倍率は維持されており、人気が上がったと分析している。文部科学省は、能登半島地震被災地の高校生らが受験機会を失うことがないよう、受験票を紛失した場合でも試験当日の受け付けを認める対応を大学側に要請している。
 後期日程は3月12日以降で、一部公立大の中期日程は同8日から実施される。

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