自動車整備の仕事 魅力発信 浜松で体験会

 静岡県自動車整備振興会は25日、自動車整備士の仕事の魅力を小中学生ら若年層に伝える催し「エンジョイ・カードクター」を浜松市中央区の市ギャラリーモール・ソラモで初開催した。次世代自動車登場など環境が変化する中、知識と技術を持ち、走行の安全を支える整備士の人材確保が狙い。

生徒の手ほどきでミニカーのタイヤに触れる子どもたち=浜松市中央区の市ギャラリーモール・ソラモ
生徒の手ほどきでミニカーのタイヤに触れる子どもたち=浜松市中央区の市ギャラリーモール・ソラモ

 自動車整備士を養成する県内の専門学校や高校の4校や自動車販売会社など計12団体が出展し、取り組みを発信した。飛龍高自動車工業科(沼津市)は、ミニカーのタイヤの脱着体験などを行い、生徒が参加した子どもに寄り添いながら、車の構造の特徴や工具の使い方を手ほどきした。専門学校の各ブースでも、車の電子制御点検やネジ取り外し体験、カスタムカーの披露などが行われた。
 販売会社は仮想現実(VR)システムを活用した整備の体験、電気自動車(EV)からの給電の実演コーナーなどを設けた。次世代の移動手段「空飛ぶクルマ」を開発するテトラ・アビエーションの1人乗り機体も特別展示され、注目を集めた。

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