沼津二中校区統合問題 2024年秋までに具体案

 沼津市の第二中学校区内にある小中学校のあり方について議論している「学校の未来を考える会」は29日夜、本年度の最終会合を市役所で開き、今秋までに具体案をまとめることを決めた。4月以降、3回会合を開いて案を固め、学校配置の方針を決める市教委に提案する。
 考える会の武井敦史委員長(静岡大大学院教授)は、具体案の選定基準について①保護者の声を尊重し、現在および未来の子どもの利益を最優先する②地域コミュニティーの維持、活性化の視点を含む③制度的、政策的に実現が可能-を挙げ、了承された。複数案をとりまとめ、利点と欠点を盛り込むことも確認した。次回会合は5月に開く。
 児童生徒の減少が続く第二中学校区は2021年、まとまっていた第一中学校区との統合が白紙化。考える会は地元自治会、校区内にある第二中と第二小、千本小のPTAと、未就学児の保護者ら21人で構成する。
 (東部総局・菊地真生)

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