産業支援センター JR菊川駅前に15日開所 起業や新事業相談を
菊川市は4日、JR菊川駅前の島田掛川信用金庫菊川駅前支店の跡地に15日にオープンする「市産業支援センターEnGAWA(エンガワ)」(同市堀之内)の内覧会を実施した。作業スペースや相談室を設け、事業者同士のマッチングを促進する。
作業スペース40席をはじめ、会議室や誰でも立ち寄れるカフェスペースを設けた。電源やWi-Fi(ワイファイ)が使えるほか、プロジェクターの貸し出しも行う。料金は2時間500円。1カ月単位の契約も可能。内装に暖色の照明や木材を使用し、入りやすい雰囲気を演出した。信金の金庫を書庫として再利用する予定。
市や同信金職員のほか、起業やビジネスに関する悩みを相談できるコミュニティーマネジャーが常駐し、新たな事業展開や市内産業の持続的な発展を図る。運営はデジタルを活用した集客やコミュニティー活性化支援に取り組むシエン(東京都)が担う。
事業承継を相談できる場所を設置してほしいとする市民の声を受けて実現した。コミュニティーマネジャーの藤江由加里さんは「少しでも気になったらまずは立ち寄ってほしい。新しいビジネスに挑戦する人を応援したい」と話した。
(掛川支局・山本萌絵佳)