静岡人インタビュー「この人」 チアリーディングチーム「パワフルキッズ」の中学生チームのコーチ 相原葵さん(伊豆の国市)

 大仁小(伊豆の国市)2年の時、父健二さん(53)が同市を拠点に活動するチアリーディングチーム「パワフルキッズ」を立ち上げ、監督になったことをきっかけにチアを始め、大仁中卒業まで所属した。箕面自由学園高(大阪府)、帝京大(東京都)でも活動を続け、現在はパワフルキッズの中学生チームのコーチなどを務める。25歳。

相原葵さん
相原葵さん

 ―競技の魅力は。
 「ほかのチームと応援し合えるところ。会場で演技中に一緒に声を出すかけ合いがあり、聞こえてくる応援を力にしてパフォーマンスする。演技が決まったり、新しい技ができたりした時の達成感が楽しい」
 ―指導で考えていることは。
 「子どもたちが一日一日の練習をやりきって、次に臨めるようにすること。うまくいかないまま練習を終えて、『もう少しやっておけば良かった』と思うことがないように心がける。私生活を含め、あいさつをしっかりすることも伝えている」
 ―本年度の結果は。
 「隔年で開かれる世界選手権大会で中学生チームは2位、小学生チームは3位に輝いた。それぞれ優勝を目指す中で、中学生チームはノーミスの演技でパワフルキッズの歴代最高記録を塗り替える点数だったが、優勝チームにわずかに届かず悔しい思いをした。難しい技に挑戦できたことには手応えを感じた」
 ―来年度の抱負は。
 「昨年4位に終わった日本選手権大会の優勝が目標。表情、声の大きさ、ジャンプ、それぞれの質を高め、緊張に弱いというチームの課題を克服して臨みたい。世界選手権での悔しさを糧に、子どもたちは切磋琢磨(せっさたくま)して、ノーミスを目標に練習に取り組んでほしい」
 (大仁支局・小西龍也)

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