浜北の未来 活発議論 商工会青年部 市長招きサミット 浜松市

 浜松市の浜北商工会青年部はこのほど、中野祐介市長と若手経営者が意見交換する「浜北サミット」を浜名区の浜北商工会館で開いた。部員約40人が「浜北をもっと元気にしていくために」をテーマに、中野市長を囲みながら車座で対談した。

車座になって浜北の将来を語り合う若手経営者たち=浜松市浜名区の浜北商工会館
車座になって浜北の将来を語り合う若手経営者たち=浜松市浜名区の浜北商工会館

 市長を招いての開催は昨年に続いて2回目で、中野市長就任後は初めて。中野市長は小学生時代に浜北の学習塾に通っていたエピソードや若手官僚時代の思い出を披露し、対談は和やかな雰囲気で進められた。
 参加者からは浜北の強みや今後手本とすべき地域の事例、植木や果物といった主要産業のPR策などについて質問が挙がった。中野市長は「浜北は何でもありすぎて、地元では気づかない宝もあるのでは。宝を再発見してブランドを高め、多くの人に知ってもらえるといい」と指摘した。
 「地域を元気にするのは前例にとらわれない“よそ者・若者・ばか者”。若い皆さんが未来を変えると思っているし、私も皆さんと一緒に頑張る」とも述べ、青年部の取り組みを後押しする姿勢を示した。
 (浜松総局・宮坂武司)

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