デジタルアート NY展示会に 沼津の画家田川さんら4月出品 「移住して心と色調明るく」 市長に作品紹介

 沼津市在住の画家田川誠さん(42)とアートディレクター深沢慎也さん(47)のチーム「ペトロアンドヨゼフ」の絵画「Pop Pop TOKYO」が4月3~5日、米国ニューヨークで開かれる展示会「NFT NYC」に出品される。繁華街タイムズスクエアのデジタルサイネージに掲示される。

米国ニューヨークで展示される作品の原画を前に語る田川さん(左)と深沢さん=沼津市役所
米国ニューヨークで展示される作品の原画を前に語る田川さん(左)と深沢さん=沼津市役所

 長崎市出身の田川さんは2016年に沼津市に移住。同市出身で在住の深沢さんと創作活動を展開している。「NFT NYC」はNFT(非代替性トークン)技術を使い、複製できないようにしたデジタルアートの展示会で、世界約4500点の中から選ばれた。
 2人は15日に市役所を訪れ、頼重秀一市長に報告。出品作の原画を手に田川さんは「移住して心が明るくなり、色調も明るくなった」と鮮やかな色彩で描かれた作品を紹介し、「デジタルの世界で子どもたちが楽しく過ごすような未来を表現した」と創作意図を語った。
 現地では創作に使用した画材で、積極的な知的障害者雇用で知られる日本理化学工業(川崎市)製のチョーク「キットパス」を使ったワークショップも開く。深沢さんは「現地の子どもたちと楽しみたい」と意欲を示した。
 (東部総局・尾藤旭)

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