想像世界を絵本の表紙に 作家よこたさん、磐田・親子でワーク

 磐田市の絵本作家よこただいすけさんによるワークショップ「表紙だけ絵本をつくろう」が24日、図書館機能を持つ子育て支援施設「ひと・ほんの庭 にこっと」(同市上新屋)で開かれた。幼児・小学生と保護者ら11組32人が参加し、絵本の物語を想像しながら世界に一つだけの表紙を作り上げた。世界に一つだけの絵本の表紙を作り上げる参加者=磐田市上新屋のひと・ほんの庭 にこっと
 参加者はクレヨンを使って「あ」から始まるオリジナルタイトルを画用紙に記し、そのタイトルから連想されるものを自由に表現。子どもたちは、多彩な色使いで「あたまラグビー」「あかいろがすき」「あひるこける」など、個性豊かな作品を次々と完成させた。よこたさんは「言葉を組み合わせて理解できないタイトルをつくり、ユニークな絵を描くと、より絵本っぽくなる」と助言した。世界に一つだけの絵本の表紙を作り上げる参加者=磐田市上新屋のひと・ほんの庭 にこっと
 「アリが青になっちゃった」と題し、雨にぬれる昆虫のアリを描いた杉浦榛君(7)=磐田青城小1年=は「アリの体を、黒色とは別の色にしたらおもしろいと思った。アリはもともと青色だったけれど、雨で汚れて黒色になるお話」とストーリーを説明した。
 (磐田支局・崎山美穂)世界に一つだけの絵本の表紙を作り上げる参加者=磐田市上新屋のひと・ほんの庭 にこっと世界に一つだけの絵本の表紙を作り上げる参加者=磐田市上新屋のひと・ほんの庭 にこっと

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞