ベトナムの学生を袋井に招待 商議所と友好協会 観光地や企業訪問
袋井商工会議所と袋井ベトナム友好協会は24日、ベトナムの外国語大学で日本語を学ぶ学生を袋井市に招待した。学生は31日まで、観光地や会社など市内外各所を訪問しながら、日本について見聞を広げる。
同商議所は昨年11月、創立30周年やベトナム商工会議所との協定締結10周年を記念して訪問団を編成し、ベトナムを訪ねた。友好事業として同協会と現地の外国語大学と共同で、日本語を学ぶ学生を対象に日本語スピーチコンテストを開催。学生15人が参加し、「AIの活用と医療」をテーマにスピーチして優勝したティ・キム・トアさん(21)を特別に招待した。
トアさんは25日、袋井商議所を訪問。豊田浩子会頭らから、産業の発展を担う商工会の役割や同市とベトナムの交流の歴史、全国屈指の花火大会と言われる「ふくろい遠州の花火」などの紹介を受け、知識を深めた。
トアさんは「日本は初めてで緊張もあったが、親切な人ばかりで安心した。観光をたくさんしながら、日本の生活や文化、法律などを学んでいきたい」と話した。
(袋井支局・北井寛人)