五感磨く親子里山遊び 中学生が企画 木登りにパン作りも
静岡市駿河区の認定NPO法人しずおか環境教育研究会(通称エコエデュ)は24日、自然体感イベント「アオゾラスパークリングアドベンチャー」を同区古宿の遊木の森で開いた。同法人の体験事業「里山クエスト3」メンバーの中学生6人が、参加した約30組の親子に里山遊びを通じて森の魅力を伝えた。
木登りやパン作りなど10種類の体験活動を用意した。「見る・触る」といった五感を表現するカードを持った中学生が里山を案内する「里山探検隊」では、参加者が木の実を拾ったり植物の匂いを嗅いだりしながら自然を楽しんだ。清水有度二小4年の都郷翠菜さんは「いろいろな形の葉っぱがあって面白かった」と新たな発見に目を輝かせた。
イベント後のアンケートでは多くの参加者が「森にまた来たい」と回答した。企画立案した中学生の一人の佐藤茉愛沙さん(15)=静岡北中3年=は「遊びをきっかけに、自然や森を大切に思う気持ちを持ってもらいたい」と期待した。
(社会部・薬袋貴信)