伊豆箱根鉄道・牧之郷駅前の広場完成 にぎわい創出へ 現地で記念式典

 伊豆箱根鉄道駿豆線牧之郷駅(伊豆市)の駅前広場が完成し、31日、現地で完成記念セレモニーが開かれた。同駅西側に交通広場と緑地広場、生活道路を整備し、にぎわい創出と利便性向上につなげる。

完成した牧之郷駅前広場
完成した牧之郷駅前広場
銘板を地面に取り付ける小学生=伊豆箱根鉄道牧之郷駅前広場
銘板を地面に取り付ける小学生=伊豆箱根鉄道牧之郷駅前広場
完成した牧之郷駅前広場
銘板を地面に取り付ける小学生=伊豆箱根鉄道牧之郷駅前広場

 整備エリアは約4千平方メートル。ロータリー中心部には水滴の形をした水盤を設置、水盤の中央にクリスマスツリーとしても活用できるモミの木を配置した。
 同駅駐車場付近にはソメイヨシノ10本を植樹し、擁壁の壁面を生かしたベンチも設置した。このほか、子どもたちの遊び場となる水場や芝生を整備し、周辺の住環境を保全するため生け垣も造った。市都市計画課は「イベント開催やキッチンカーの出店など、交流の場として活用したい」としている。
 セレモニーでは、牧之郷しゃぎり保存会の小学生が銘板を地面に取り付けた。同保存会は演奏を披露し、会場を盛り上げた。
 牧之郷区の土屋満俊区長は「区内には公園が少ないだけに、子どもたちが遊べる環境ができてありがたい」と話した。伊豆箱根鉄道の伍堂文康社長は「駅の利便性も良くなった。住民と一緒に地域を盛り上げたい」と意気込んだ。

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