マイナ活用 行政手続き簡略化 袋井市が電子申請窓口 浅羽支所で検証 市長が体験「簡単で安心」

 袋井市は「書かない窓口」など新しい行政サービスを検証するため、本年度からマイナンバーカードを活用して手続きを簡略化する「らくらくサポート窓口」を市浅羽支所1階に開設した。大場規之市長が2日、支所を訪れ手続きを体験した。

マイナンバーカードを活用した電子申請を体験する大場市長(右)=袋井市浅羽支所
マイナンバーカードを活用した電子申請を体験する大場市長(右)=袋井市浅羽支所


 窓口にはタブレット端末が用意され、マイナンバーカードを認証させることで国民健康保険や介護保険など対象の9手続きを簡単に電子申請することができる。手順を案内するコンシェルジュが常駐するほか、必要な手続きの案内や住民票の写しなど証明書の交付を行う端末も設置された。電子申請は自宅からパソコンなどで手続きすることも可能という。
 体験した大場市長は「非常に簡単でサポートも受けられるので安心。新しいかたちを多くの人に体験してもらい、今後は手続きが楽になっていくことを実感してもらえたら」と市民に呼びかけた。
 国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用した事業で、全国初のモデル。住民と職員の負担軽減が狙いで、検証期間は約2年間としている。将来的には対象となる手続きの拡充や市役所への導入を図る。
 (袋井支局・北井寛人)

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