硬質プラを水平リサイクルへ 沼津市、ごみ中間処理施設の入札公告

 沼津市は8日、現清掃プラント隣接地に公設民営方式で建設を計画するごみの新中間処理施設の入札公告を行った。入札金額と技術提案などを総合的に評価する「総合評価一般競争入札」で実施し、2025年1月に業者を決定する。新施設では、全国でも珍しい硬質プラスチックの水平リサイクルにも取り組む。

沼津市の新たなごみの中間処理施設完成イメージ図。右がリサイクル施設を併設した焼却炉、左は余熱利用施設
沼津市の新たなごみの中間処理施設完成イメージ図。右がリサイクル施設を併設した焼却炉、左は余熱利用施設

 新施設は設計から施工、維持管理・運営までを一括で発注する。事前公表する予定価格は運営管理も含め、454億7200万円。新たな焼却炉は2基で1日最大計210トンの処理能力を持つ。併設する粗大ごみや資源ごみを中間処理するリサイクル施設では、現在「熱源利用プラスチック」として焼却している硬質プラスチックを分別し、プラスチック材料として資源化する。
 26年度に着工し、工期は29年末までを予定。運営期間は30年1月から50年3月末までとする。
 (東部総局・尾藤旭)

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