旧清沢小・旧水見色小 閉校2校 思い込めた「宝物」共有 中藁科小 統合後初の始業式 静岡市

 本年度から静岡市葵区の旧清沢小、旧水見色小と統合した中藁科小で8日、前期の始業式が開かれた。統合により閉校した2校の児童が、思いを込めて制作した「宝物」を紹介した。

閉校した2校の児童が「宝物」を紹介した前期始業式=静岡市葵区の中藁科小
閉校した2校の児童が「宝物」を紹介した前期始業式=静岡市葵区の中藁科小

 旧清沢小の児童は、地域に伝わる「清沢和紙」に3校が集まる姿を表現した木を描いた作品を披露。旧水見色小の児童は似顔絵と「絆」の文字を描いた手ぬぐいを見せ、それぞれの説明をした。内山健校長は中藁科小の宝物として同校の校旗を紹介した。
 新年度は旧清沢小学区から11人、旧水見色小学区から4人が通学。中藁科小児童は79人に増え、各学年とも10人以上になった。内山校長は「それぞれの学校の文化や伝統を大切にしていこう」と呼びかけた。
 (社会部・大須賀伸江)

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