被災の輪島塗職人「支える」 静岡で14日まで漆器展示販売

 能登半島地震で被災した石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗」の職人を支援しようと11日、輪島塗漆器の展示販売会が静岡市葵区の静岡モディで始まった。輪島市の5事業者らの被災を免れた商品約250点が並ぶ。14日まで。

艶やかな光沢が特徴の商品が並ぶ展示販売会=静岡市葵区
艶やかな光沢が特徴の商品が並ぶ展示販売会=静岡市葵区

 漆を塗り、磨き上げる工程を繰り返して生まれる艶やかな光沢が特徴の椀(わん)や盆などが展示されている。同展示販売会は静岡市駿河区の内装業「ノーブル」の遠藤栄己代表取締役(77)が、知り合いの輪島塗職人から地震による悲惨な被害状況を聞き、企画した。収益は全て事業者らに還元されるという。遠藤さんは「優れた技術を絶やさないためにも、ぜひ商品を手に取ってもらえたら」と話した。

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