希少な山野草「クマガイソウ」 紫模様の花 掛川・倉真で咲き始め

 園芸価値が高い希少な山野草「クマガイソウ」が自生する掛川市倉真地区の山林で咲き始めた。クリーム色に紫色の模様が入った袋状の花が楽しめる。

花を咲かせたクマガイソウ
花を咲かせたクマガイソウ
一般公開されているクマガイソウの自生地=掛川市倉真
一般公開されているクマガイソウの自生地=掛川市倉真
花を咲かせたクマガイソウ
一般公開されているクマガイソウの自生地=掛川市倉真

 自生地は新東名高速道路掛川パーキングエリア南側の「おいの久保池」近くの斜面。ところどころに群生する様子を見ることができる。自生地を管理する倉真クマガイソウ保存会によると、2023年に比べて3割増の約300株が確認された。
 同保存会は、全国的に盗掘被害があるクマガイソウの公開に向けて周辺環境を整備し、昨年一般公開した。佐藤典雄代表(75)は「マナーを守ってくれる人がほとんど。今年もきれいに咲いたので、ユニークな花の形を見に来てほしい」と話した。花は20日すぎごろまで楽しめそう。
 (掛川支局・山本萌絵佳)

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