記者コラム「清流」 花の祭典の“ドラマ”

 しずおか国際園芸博覧会(浜名湖花博)の20周年記念事業「浜名湖花博2024」を担当記者として取材している。本番に向けて準備が進む会場を訪ね、大会関係者から思いを聞く中で、開幕を待ち遠しく感じるようになっていった。
 開幕日はあいにくの雨。スタッフからは嘆きの声も聞かれた。それでも多くの人々が開門前から行列をつくった。県外のツアー客、外国人客も訪れ、雨中の花壇で写真を撮り、室内アトラクションを楽しんだ。
 20年前の花博の関係者に話を聞き、実現に至るまでの苦労を知った。今回の花博も当時と同様、たくさんの人たちの努力によって開催されている。浜名湖を舞台に繰り広げられる86日間の花の祭典。地域の盛り上がりを感じつつ、そこにある人々の“ドラマ”も追っていきたい。
(浜松総局・仲瀬駿介)

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